キネシオテープ? ああ。スポーツ選手なんかが指に巻いたり足首に巻いたりしている白いあれね? いいえ違います。スポーツテープのテーピングは固定が目的で貼り方のテクニックも必要なのですが、キネシオテープは筋肉の代わりに使うもので、誰にでも簡単に使うことができます。
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キネシオテープはキネシオロジー(運動機能治療学)から考案されたテープで、伸縮率の落ちた筋肉や収縮してしまった筋肉をサポートするために生まれました。体のどこに貼っても伸縮性があるため動きが円滑です。また、通気性もいいのでかぶれづらく、糊の量もすくないのにしっかりした粘着力、はがした跡も残りません。
自然療法の一つに挙げられるキネシオテーピング法。痛いところや凝っているところに伸縮性のあるキネシオテープを貼って、人間が本来持つ自然治癒力を促進させることにより、障害を直したり和らげたりします。体にフィットする粘着性で、別名「人口筋肉テープ」とも呼ばれています。
筋肉の流れと同じ方向に貼るだけなので誰でもできます。コツは筋肉(皮膚)をのばしたままで、キネシオテープも引っ張らずに伸ばさずに貼ることです。切り込みの入っているものもありますが、幅広のテープに自分で切り込みを入れてもいいでしょう。
筋肉を伸ばした状態から普通の状態に戻すとテープにシワがよります。これは脱臼や打撲でずれた骨を元の位置に戻すことにも利用されています。キネシオテープの粘着性と伸縮性によって筋肉を持ち上げるからです。持ち上がった筋肉の下にはほんの少しの隙間ができます。隙間にリンパ液が流れ込み、組織間や筋肉同士の磨耗を緩和します。筋肉を動かすとリンパ液も動き、熱を持って腫れているような患部だと、その熱も一緒に運び出してくれます。
痛むからといってじっとしていると筋力は落ちていきます。そして筋肉は萎縮したまま固まってしまうのです。だからキネシオテープは伸縮性をよくして、筋肉のサポートをしながら体を動かせるようになっているのです。
あり。30〜40%と筋肉とほぼ同じ伸縮性です。
スポーツの場はもちろんのこと、治療現場や一般家庭と幅広いです。
患部の動きを伸縮性により確保しますので2〜3日、続けて使用することが可能です。
貼り方は筋肉に沿って貼るだけなので簡単に誰にでも貼ることができます。
固定が目的のため、伸縮性はありません。
主に運動量の多いスポーツ選手などで特定的です。
患部の動きを固定により制限します。そのため連続の使用はできません。
血管を圧迫しないように固定しなければいけないのでテクニックが必要です。
誰にでも簡単にはれるキネシオテープですが、張り方や巻き方の講習を行っているところもあるみたいですね。筋肉のサポートという目的の他に、生理痛や生理不順、冷え性や不眠などにも効く張り方があるからでしょう。ここでは一般的な貼り方を説明していきます。
テープを肩甲骨に添って三角筋まで貼ります。
ひじを内側に曲げた状態で腕を上げて行います。Y字テープのはじをひじ頭の少し手首よりに貼り、Y字の一方は上腕の下側にそって貼り、一方は肩甲骨の下を通って骨盤に向かって貼ります。
Y字テープのはじを肩の盛り上がる部分の下に貼り、Y字の先で肩を包むように左右から上に向かって貼ります。
イスに腰掛けた状態で貼ります。Y字テープのはじを左右の骨盤の上にある逆三角形の骨の上に固定します。前屈して腰の筋肉を伸ばし、Y字テープの一方を肩甲骨の下まで背骨にそって貼ります。もう一方も反対側に同様に貼ります。
膝は楽に伸ばし、長めのY字テープを使いますが切れ込みは10〜15センチ程度で膝の皿を包めるくらいにします。Y字のはじは、太ももの上の方に貼ります。次に膝を曲げ、膝の皿を包むようにY字テープを貼ります。反対側も同じように貼り、Y字の分かれた先を膝の皿の下で合わせます。
うつぶせで足を折り、足首を曲げてアキレス腱を伸ばします。Y字テープのはじは、かかとの裏に固定します。足首まで貼ったら膝を伸ばし、足首から分かれたY字テープの一方をふくらはぎにそって包み込むように膝裏まで貼ります。反対も同様にします。
誰にでも簡単にできるキネシオテープのテーピングですが、捻挫や脱臼などでは素人判断でテーピングせずに、整骨院や整形外科の医師に治療・テーピングしてもらいましょう。
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